huaquero blog

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
スカルパ ダルマ
scarpa芦屋は瀬戸内海と六甲山に挟まれた街。阪急芦屋川駅から10分も歩けば日本ロッククライミング発祥の地であるロックガーデンがあり、そこからいくつかのトレイルへ入ることができる。縦走ルートもあれば最高峰から有馬温泉に抜けたりと様々なルートがあり、またトレランや氷瀑巡りなど楽しみ方もいろいろある。

大都市圏に接してるだけに殆どのトレイルはよく整備されていて、子供が遠足に来られる程。大げさな装備はなくても楽しむことができ、靴も本格的な登山靴が必要になるシーンは少ない(季節やルートによってはちゃんとした装備が必要になります)。なにしろベアフットランのワラーチや、文字通りベアフット(裸足)で歩き回る猛者もいるくらいだ。僕はまだその境地には至っていないので、トレラン用のVivoで入る事が多い。ランだけが目的ではないけど軽快で必要十分なグリップがあればよいのだ。メジャーなルートから外れない限りとくに困ることはない。

とはいえ岩場には向かないのと、天候によっては心もとない場面もある。フィールドワーク用のダナーアケーディアを持っているけど、せっかく身近な山で気楽に遊べるのにおおげさなモノは避けたい。そこで六甲山で遊ぶ範囲を少し広げるために、岩場にもトレッキングにもつかえて、軽快な靴がないものかと探してみた。


アプローチシューズ
その名の通りクライミングの岩場に辿り着くための靴。トレッキングはもちろん低難度のクライミングルートならこなしてしまう事も想定しているため、軽トレッキングシューズとロッククライミングシューズの両方の機能が要求される。重いバックパックを背負って何日も歩くことは想定していないので、ローカットモデルが多く防水性も最低限に控えてある。まあ、岩場向けの軽快なトレッキングシューズといったところだろうか。かなりニッチな靴のようだけど、日帰りがメインで岩場の多い六甲山には、雨さえ気をつければなかなか調子が良いようだ。

ダルマプロはイタリア登山靴の名門スカルパがティトン国立公園のエクサム山岳ガイドに提供するために開発したアプローチシューズだ。米最古の登山指導組織でもあり米軍の山岳トレーニングも行っているエクサムガイドのための靴となると随分と大げさな気もするが、スペックやデザインを見る限りスカルパの定番ゼンのミドルカットバージョンのようだ(スカルパでは他にもモヒートというアプローチシューズも有名。日本ではモジトと紹介されている)。爪先からテンションがかけられるレースアップや頑丈なラバートゥ、垂直にカットされたサイドなどはまさにクライミングシューズのそれである。ソールは固めで爪先に体重をかけても安定する。スエードアッパーも十分安心感のある厚さがある。タンとアッパーは一体ではないので、防水防塵性はあまり考慮にいれていないようだ。片方450g。2010年にはナショナルジオグラフィックのギアオブザイヤーを受賞している。

さっそく地獄谷から岩がちなルートを選んで六甲山をうろついてみた。軽快でいて固めのソールとアッパーが心強い。ソールは沢の濡れた岩ではさすがに不安定だが、トレッキングルートでは十分のグリップがある。もちろん岩場ではかなり自由に動き回れる。六甲山で遊ぶ範囲が広がりそうだ。

スポンサーサイト
ボストン ノースエンド
ノースエンドひさびさにボストンに戻ってきている。

オールドノースチャーチそばの、昔住んでいたアパートの前を通った。ここに住んでいた頃は留学生活がいろいろとキビシイ状況にあって、今でもここを歩くと思い出してなにやら背中が冷たくなる。

僕が住んでいたアパートのちょうど向かいに、ムエタイジムの友人が住んでいる。今夕は再会の宴で、彼自慢のうさぎのローストをごちそうになった。僕はお気に入りのホワイトホールレーンのボトルを持ち込んだ。

彼と最初に出会ったのは、彼がまだ格闘家を目指して渡米してきてすぐの10代の頃だった。今彼は既にUFCのプロファイターとして活躍していて、少しづつメディアにも名前が出始めている。僕はある調査を終えて、プライベートでも転機を迎えている。アメリカで最も古い街のひとつであるノースエンドの100年以上びくとも変わらない古アパートの一室で飲みながら、お互い歳をとったなあと思う。
ワラーチ試し履き
手作りワラーチで軽く流してみた。いきなり長距離を走る気にはならないので、海岸までの往復4kmほどの試走。走りずらいということもない。今回使用したソールはかなりやわらかいので、市販のスポーツサンダルよりも裸足に近いかもしれない。ただ、パラコードの長さや角度、結び目などの僅かな違いが気になるもので、何度も立ち止まって調整しなければならなかった。試行錯誤しながらセッティングを見つけるしかなさそうだ。また、ソールを足形よりも数ミリ大きめに切り抜いたために、少々引っかかる。ジャストサイズでも良いかもしれない。

すぐそばのロックガーデンから風吹岩のコースで試してみたいが、少々不安ではある。そういえば、先日来日していた”ベアフット”•テッド•マクドナルドが、芦屋のSky Highの面々と、ロックガーデンのルートを裸足で走ったという噂を耳にした。まあ行けなくはないようだ。そして先週末、板宿にリオープンしたre:products projectのパーティにお邪魔した際、偶然にもとなりで飲んでいた方が、その"ベアフット”•テッドとのセッションに参加していたそうだ。「僕は裸足でいきましたよ!ワラーチなら余裕です!!」とのこと。一度行ってみるかな…
オホタ
オホタ1古タイヤのサンダルというと、ペルーにもオホタと呼ばれるものがある。農夫達がよく履いているもので、こちらも手作りの逸品である。田舎街のメルカドに行くと地元のおばちゃんがゴザのうえに山のように積み上げて売っている光景を目にする。ワラーチと違い革ひもではなくゴム板で足をホールドするようになっている。とんでもなく頑丈なモノで、写真は僕がクスコで10年以上前に手に入れたものだが、毎夏使っているのにまったく壊れる気配がない。

発掘を手伝ってくれる人夫さん達の間にもオホタ愛用者は多い。彼等はこのゴム板一枚で、ジャングルだろうが砂漠だろうがぐいぐいと分け入って行く。最先の技術素材がつぎ込まれたダナー社の米海兵隊仕様アケーディアをおごっている僕を追い抜いて、ぐいぐいと前進して行くのだ。ばかばかしくも、情けなくもなってくる。彼等はオホタひとつで発掘をやり、山羊を追って、サルサだって踊ってしまう。

オホタで疾走するペルー人というのはあまり見た事はないが、まあ走れない事も無いだろう。何しろカパック•ニャンを走り抜けたチャスキの子孫達だ。

ふと思い出したのがマチュピチュのグッバイ•ボーイズである。マチュピチュ遺跡を訪れた帰り、山を下るバスに乗り込むときには、きっと10歳前後の少年たち4,5人が”グッバーイ!”と叫んで手を振って見送ってくれる。なかなか可愛らしい光景で、”土産物屋の子供達かな?”とも思うのだが、ひとつカーブを曲がるといつの間にか先ほどの少年団が再び先回りして”グッバーイ!”とやってくれる。バスを追い抜いたわけでもないし、なんの魔法だと驚いてしまう。そして次のカーブ、その次と現れ、とうとう麓まで”グッバーイ!”は繰り返される。マチュピチュへの車道はつづら折りになっていて、少年達は山道をすべり降りて先回りしているのだ。ショートカットといってもバスと競っているのだから、結構なトレイルレースだ。

このちょっとしたイベントに、観光客たちはいたく感動する。5,6歳の小さなチャスキが山道から転げ出てくると、観光バスの中に歓声が上がる。憧れの天空の城マチュピチュを訪れた興奮も手伝って、麓で待ち構えている少年団に少なくないチップを渡すことになる。このグッバイ•ボーイたちは麓のアグアス•カリエンテス(温泉)の街の子供たちなのだが、実はこのマチュピチュ観光と温泉でもっているこの街では大人顔負けの稼ぎ手なのだ。

もちろんグッバイボーイたちの足下はNBでもダナーでもなく、オホタで正しく武装されている。ひと仕事終えて、駅前で年長の子供が真摯な顔つきで弟分になにやら語っている風景が見られる。次世代にベアフットランニングの極意でも伝授しているのだろうか。

ワラーチをつくる
ワラーチ1ワラーチ2ベアフット•ランのためのhuarache (ワラーチ)を作ってみた。北部メキシコに住む、"ララムリ(走る民)”とも呼ばれるTarahumara族が使うサンダルだ。古タイヤを足形に切って革ひもを巻き付けただけのもので、彼等はこのゴム板一枚で野山を駆け巡る。C. McDougallのBorn to Runでも紹介されている。

進化したランニングシューズありきな走りではなく、足を開放した自然な走りを目指すベアフット•ラン、ミニマルシュー•ランといったコンセプトは最近注目されていて、NBやVivoなども専用のシューズを出している。とくにトレラン系の人達の間に実践者が多いようが、なかにはララムリにならってサンダルで野山を駆け抜けるひともいる。ルナ•サンダルのようにワラーチに似た製品もあるし、自作している人もいる。

オリジナルが古タイヤを切っただけのモノだし、作りは単純だ。ビブラムソールを足形に切ってパラコードを通しただけ。10分もあれば出来てしまう。コードの通し方にいろいろと工夫があるが、これは使いながらベストなものを見つけていきたい。さて、早速こいつを履いて六甲山を越えて有馬温泉まで走ってみようか!  という気にはとてもなれないのだけど…とりあえずは、海岸を軽く走ってフォア•フット•ランに慣れるとしよう。

Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。